基礎知識と魅力

株式投資とは

株式投資を行うことは、その企業の現在と将来に投資し、企業の成長とともに投資成果を期待するものです。 株式は、価格変動の大きい金融商品です。大きい収益を期待することができ、資産を「貯める」のではなく「殖やす」ための有効な投資手段となります。しかし反面では、投資リスクを伴います。株式の仕組みを理解するとともに、リスクとそれに対処する方法を考えておくことが大切です。

3つの余裕株式投資のまえに「3つの余裕」の確認を

資金の余裕

まず、第一に「資金の余裕」です。生活費や使う予定のある資金は株式投資には向いていません。

時間の余裕

第二に「時間の余裕」です。当初の狙い通りに株価が上昇しなくても、そのまま持ち続けていられる余裕も必要です。

心の余裕

第三は「心の余裕」です。株価の急激な下落があってもあわてず、株価や相場の変動を冷静に判断する余裕を持つように心掛けましょう。

この3つの余裕を持って、先の時間分散や銘柄分散を行うことにより、投資リスクに対処することが可能になります。

投資信託とは

投資信託は、投資家から集めた資金を一つの大きな資金にまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で中長期の投資に適しています。

3つのメリット

メリット1小額からでも手軽に投資

株式や債券投資はある程度まとまった資金が必要ですが、投資信託は少ない資金から手軽に始めることができます。

メリット2投資の基本は分散投資

投資の基本は、資産をいくつかの商品に分けてリスクを分散させることです。
投資信託はこのような分散投資の考え方から生まれた金融商品です。

メリット3専門家が投資

株式や債券などの投資に必要な知識や手法を、個人で身につけるのはなかなか難しいものです。
投資信託は、経済・金融などに関する知識を身につけた専門家が、投資家に代わって運用します。
また、個人では買えない・買いにくい海外の株式や債券、特殊な金融商品への投資も可能です。

債券とは

債券とは、国をはじめ、地方自治体、政府関係機関、事業会社及び金融機関などが広く一般の投資者からまとまった資金を調達することを目的として、元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にするために発行する有価証券(証書)のことです。

一般的に債券を購入すると、定期的に利率分の利子を受け取ることができ、償還日を迎えると額面金額である償還金を受け取ることができます。

債券にはさまざまな種類があります。国が発行する国債、地方自治体が発行する地方債、事業会社が発行する社債、外国企業が発行する債券や外貨建てで発行される外債などがあります。

3つのメリット

メリット1収益性

債券は発行から償還に至るまでの全期間中、あらかじめ発行のときに約束された一定の利率の利子が支払われるものがほとんどです。収益力、利回りにおいて預貯金に比較して概して債券投資の方が有利だといわれております。

メリット2安全性

債券には、普通、償還期限があって、それが到来すれば元本が返済されることが発行者によって約束されています。金融市場環境が変化し、債券相場がいくら変転しようとも、発行者に問題が生じるなどの異変がないがない限り、通常は償還期限を待ちさえすれば元本は欠けることなく回収することができます。

メリット3換金性

債券を満期までもたないで途中売却することによって途中換金をすることができます。
一般に、信用力や知名度が高く、同一銘柄の発行額が大きく、広範な投資者に保有される債券ほど流動性が高いといわれております。